歯科医師が解説!口腔ケアが「がん予防」につながる意外な理由

「歯磨きは虫歯や歯周病のため」と思っていませんか?実は、毎日の歯磨きや定期的な歯科検診が、がんのリスクを下げる可能性があることが最新の研究で分かってきています。
なぜ口腔ケアががん予防に繋がるのか?
愛知県がんセンターなど、国内外の複数の研究機関が、口腔内の健康とがんの発症リスクの関係について注目しています。特に歯周病を放置すると、次のような問題が起こります。
慢性的な炎症の広がり: 歯周病菌が引き起こす炎症が全身に広がり、がん細胞の増殖を助ける可能性があります。
発がん性物質の産生: 口腔内の特定の細菌が、がんを引き起こす可能性のある物質を作り出すことがあります。
これらの影響により、頭頸部がんや食道がんをはじめとする、さまざまな病気のリスクが高まることが報告されています。
がん予防につながる「正しい口腔ケア」とは?
「口腔ケアが大事なのはわかったけど、具体的に何をすればいいの?」そう思われた方もいるかもしれません。
大切なのは、毎日のセルフケアとプロによるケアの両方です。
毎日の歯磨き:
歯周病の原因となるプラーク(歯垢)をしっかりと除去しましょう。
定期的なプロフェッショナルケア:
3〜4か月に一度の歯科検診で、ご自宅の歯磨きでは落としきれない汚れ(歯石など)を専門的にクリーニングします。また、ご自身の口腔内の状態に合わせたアドバイスを受けることが、健康維持への近道です。
口腔ケアは、単に口の中だけの問題ではありません。がんだけでなく、心血管疾患や糖尿病といった全身の健康を守るための、大切な一歩なのです。
当院では、患者様一人ひとりに合わせた丁寧な口腔管理を行っています。「がん予防にもなる口腔ケア」、この機会にぜひ始めてみませんか?





